それを言ったらおしまいよ
T女史はよしながふみ先生の大ファンだそうです。
私ももちろん大好きですが、どちらかというとお子ちゃまBLを読みすぎた後の自分の中での軌道修正的なときに読むことが多いかもしれないですね。
何の不安もなく、過剰なファンタジーではないBLの世界に浸れますので。
そう言った意味では、大変貴重な作家さまだと思います。
よしながふみボーイズ・ラブ短編集。毒舌家の青年医師、甘えんぼのプー太郎、性欲満開のお坊ちゃま、やさぐれたダメオヤジ、美貌のセクサロイド、清純派大学生……など、魅力的なオトコたちが盛りだくさん!! 乙女必読・必携“ロマンティック&エロティック・コミック”!
よしながふみ先生の作品は、小気味良いテンポで繰り広げられるストーリー展開もさることながら、それでいて叙情的なエロチズムが散りばめられ、妖艶なリアル感を持っているので、画風とは相対的に読み手としても余白ごとに「……ふむ」と一息ついてしまうような重厚感を得るような気がします。
どの登場人物も本当に魅力的で、憎めなくて、それでいてリアル感があって。
ギャグで流されそうな気さえするのに、きちんと臨場感がある男心の葛藤が皮肉たっぷり込められて描かれていますよね。
表題作品の台詞の中で、ずっと親友だったゲイの男に抱いていた気持ちに気が付いてしまったノンケさんが(もちろんそのゲイさんはその男性をずっと好きなのですが)とうとう張詰めた糸が切れたようにその相手を抱きしめたときに
「畜生っ!」
と叫ぶんです。
ああ、すっごいリアルだなあと。
きっと気が付いてなんとか歯止めをしたいのに、湧き出る欲望を抑えることができない自分に対してのココロの叫びなんでしょうね。
こんな風に当たり前な言葉ひとつとっても、それがすっごく効いてるんですよ。
特別な言葉じゃなくて、本当に普通に湧き出てくる言葉。
その使い方がとても上手だからこそ、すっごく深みのある作品が作れるのだろうなあと思います。
アンドロイドのお話もおもしろかった!
ラストには胸が痛みましたけどね。意外でした。
その他も珠玉の作品です。
リズミカルに進むので軽く感じがちですが、実は重いテーマだったりするところがよしなが先生ならではですね。
私ももちろん大好きですが、どちらかというとお子ちゃまBLを読みすぎた後の自分の中での軌道修正的なときに読むことが多いかもしれないですね。
何の不安もなく、過剰なファンタジーではないBLの世界に浸れますので。
そう言った意味では、大変貴重な作家さまだと思います。
![]() | それを言ったらおしまいよ (2004/01/24) よしなが ふみ 商品詳細を見る |
よしながふみボーイズ・ラブ短編集。毒舌家の青年医師、甘えんぼのプー太郎、性欲満開のお坊ちゃま、やさぐれたダメオヤジ、美貌のセクサロイド、清純派大学生……など、魅力的なオトコたちが盛りだくさん!! 乙女必読・必携“ロマンティック&エロティック・コミック”!
よしながふみ先生の作品は、小気味良いテンポで繰り広げられるストーリー展開もさることながら、それでいて叙情的なエロチズムが散りばめられ、妖艶なリアル感を持っているので、画風とは相対的に読み手としても余白ごとに「……ふむ」と一息ついてしまうような重厚感を得るような気がします。
どの登場人物も本当に魅力的で、憎めなくて、それでいてリアル感があって。
ギャグで流されそうな気さえするのに、きちんと臨場感がある男心の葛藤が皮肉たっぷり込められて描かれていますよね。
表題作品の台詞の中で、ずっと親友だったゲイの男に抱いていた気持ちに気が付いてしまったノンケさんが(もちろんそのゲイさんはその男性をずっと好きなのですが)とうとう張詰めた糸が切れたようにその相手を抱きしめたときに
「畜生っ!」
と叫ぶんです。
ああ、すっごいリアルだなあと。
きっと気が付いてなんとか歯止めをしたいのに、湧き出る欲望を抑えることができない自分に対してのココロの叫びなんでしょうね。
こんな風に当たり前な言葉ひとつとっても、それがすっごく効いてるんですよ。
特別な言葉じゃなくて、本当に普通に湧き出てくる言葉。
その使い方がとても上手だからこそ、すっごく深みのある作品が作れるのだろうなあと思います。
アンドロイドのお話もおもしろかった!
ラストには胸が痛みましたけどね。意外でした。
その他も珠玉の作品です。
リズミカルに進むので軽く感じがちですが、実は重いテーマだったりするところがよしなが先生ならではですね。

















