本日2本目。
どんだけ暇なんだと言われそうですが、とにかくコミックと違ってノベルの方は読み終わった先から書き留めておかないとおバカなの森としては忘れちゃいそうで怖いのです。
この作家さんのことはよくお見受けしてたのですが、今回Nさんよりいただきました。Nさん、ブックオフ等でBL本を漁っても、読み終わるとすぐに手放します。っていうか、私にくれるとっても良い子(え?。まあ愛読家といっても、いろんなタイプがいるもんですね。
そうそう、T女史メールありがとうございましたvv
ちゃんと届きましたよ(笑。
これからも色々とご伝授のほど(あとネタとかね)よろしくお願いしますだ。
イギリス帰りのガーデン・デザイナー森河は、自他ともに認める若手実力派。次の仕事は広い個人宅の庭園だ。けれど、冷たい美貌の依頼主・羽城の希望は、なんと「コンクリートで固めた庭」!?天才的なプログラマーだという青年に、緑の庭の良さをわからせたい!この生意気で無愛想な態度の羽城を、なんとか口説き落として、「彼のための庭」を作ろうとするが…なんて名前読むのかなあと思ってたんですが、これで「あきら」っていうんですねえ。
名前って奥深いわあ〜
2004年作品というので、かなり古い作品ですね。
以下ネタばれあり↓
攻めがガーデンデザイナーという職業で、今をトキメク新進気鋭の若手実力派。男前で女ったらしだが、仕事を疎かにすることはけしてなく、常に前を向いて歩いているタイプ。そんな彼が悪戦苦闘して落とす受けは、ネガティブで自分の殻に閉じこもっている薄倖の美青年タイプのIT界では天才的な扱いを受けているプログラマー。
でました。でましたよ。二人とも金持ちで、美形で仕事が天才的にできるのですな。
もう最初っからフファンタジーの薄いベールに覆われた世界からはじまるのですが、これがなんとも微妙な感じ。
けっして下手だとかそんな風なことはないのですが、いまいち突っ込みが甘い。
まあぶっちゃけ実は出会ったそのときから、互いは惹かれあってましたってことなんですが、その伏線が非常に曖昧すぎて難しい。
いや攻めの方は、分かりやすいですよ。何せ攻め視点で進みますからね。
問題は受けの気持ちの揺れどころ。
職業はいいですよ。自然相手に仕事をする攻めと、機械相手の仕事をする受け。上手い具合な配置だと思いますが、それが十分に生かされてないような気が……
勿体ないというか、なんというか、手持ちのコマを集め過ぎて使い切れなかったというような感じがどうしても否めない。
受けが頑なに攻めを拒むその背景の説得力も、残念ながら弱い気がするのですね。だから逆にどうして突然ラストにきて気持ちを開くことにしたのかまでの過程が、いまひとつ読者側に伝わってこない。
あるんですよ、それなりの伏線は。
例えば、歩み寄り始めた二人だったが攻めの輝かしい場所に立つその姿を見たら、自分のような日陰もののそばにいることなどあり得ないなどと、今どきそんなことあるかいなというような悲劇のヒロインぶった考えをするわけですよ。この受けは。
しかもその理由が、自分はゲイで攻めはノーマルだからというだけで。
え?
それだけ?もしかして私が読み落としてるのか?と思わず前頁をパラパラと捲ってみましたが、馬鹿な私はそれしか読み取ることができないのでしたねー。
まあ厳密に言えば、そのほかにゲイだからという理由で受けたトラウマのようなものもあるのですが、その掘り下げも浅いのでなんとなーく拾い上げるしかない。
多分そんな風に感じるのは、唐突な体だけの関係やそこまで行きつく二人の行動などに違和感があるからだと思うんですよね。
いいお話でしたよ。うん。
ここまで書いておいてあれですが、作品としては良いお話でしたよ。苦笑。
ほんわか温まるというか、やっと心が結ばれた二人の笑顔が目に浮かぶようなラストです。
だからこそなんとなく勿体ないなあとも思える作品です。
中途半端といってしまうと語弊があるかもしれませんが、だったらもっと深く抉ってくれ!という箇所がありすぎた……orz
でも、読んで損はないですよ。ははは。
軽くタラリラリンっと読めば、おもしろかったと言えることは間違いなしです。
ただこの作家さんの違う作品も、ぜひ読んでみたいと思いますね。

コメントを投稿