前からイラストは好きだったのですが、コミックスはお初です。ドナドナ先で表紙がいたく気に入ってめでたく我が家の子に。
麻々原先生のこの切り抜いたようなタッチが好きなんですよね。
もともと、私の嗜好として手を大きく描かれる作家さんは大好物。
留学していた幼馴染みが6年ぶりに帰国! 嬉しい反面、ちょっぴり気まずい酒屋の跡取り息子・修介(しゅうすけ)。なぜなら、自慢の親友・淳(あつし)は初恋の人。だけど、理由も言わず突然英国に行かれ、脈がないと諦めていたのだ。なのに、大好きだった淳の笑顔を見た瞬間、10年越しの恋心が復活してしまい!?
あまりに綺麗すぎて、動きに乏しいのかな?とも思いますが、アニメのセル画のような繊細なラインに独特の風味があって結構眺めているだけでも飽きのこない作家さんなんですよねえ。これまた賛否両論だとは思いますが。苦笑。
幼馴染で毛色の違った男前同士の二人。静と動を画にしたような男二人です。
真面目で清廉潔白、秀才美男子の敦は、明るく一本気で人望が熱く皆の人気者な美男子修介の幼馴染にして大親友だった。が、6年前にその大親友だと思っていた敦は修介に黙って一人イギリス留学を決めてしまい旅立ってしまった。その当時、Jリーグ入団が決まっていた修介は、てっきり大学の4年で敦は帰国するものだとばかり思っていたが、それから音信不通となり結局6年もの月日がたってしまった。
というBLの王道のような展開です。兎にも角にも敦も修介も涎モンでハンサムさんなので、見ているだけでウットリとしてしまいます。
修介が幼馴染に恋心を抱いていると気が付いたのは、中学二年のとき。それから10年もの間、隠すことはできてもずっと好きという気持ちが消えることはなかった。相談もなく決められた留学も、恋心を隠し親友としての立場で引きとめることもせずに見送ったのだ。自分もJリーグという道に進んだが、入団してすぐに怪我でサッカーができなくなり2年目にして退団することになった。
というような背景があるんだけど、ちょっともったいないくらいのエピソードだったりするんですよね。触れてはいるけど、広がりのない伏線がたくさんあってもったいないなあと。こんな風に私が考えるのは、素人の浅はかさか?苦笑。
6年ぶりに帰国した敦に会った修介は、まだ自分の恋心が全く変わっていないことを再確認することになる。大好きな敦のそばにずっといたいと思うあまりに、色々と空回りしたりするんだけど、所々で敦ももしかしたらと淡い期待を持って見るようになる出来事が偶発する。
可愛らしい脇役さんたちもたくさん出ていて、人情味溢れるお話ですが、やっぱりもったいないなあって思うことが少なくないコミックスでした。別にどこが悪いとかは一切ないし、朝チュンでも無問題なんですが、色んな情報が盛り込み過ぎちゃって、一冊で終わらせてしまうのは無理があるような感じですよ。どうせならノベルの方が面白おかしく読めたかもね、とか想像しちゃうもの。betterだけどbestじゃないってカンジかなあ〜。
まあとにかく、いちいちキャラが全員可愛いしカッコいいので1ページ読むというより、じっくりと眺めてしまうコミックですね。苦笑。攻めの修介は頭で考えるよりも身体で答えを出すタイプで、敦はまず考えて相手に答えをださせてあげようと仕向けるタイプ。見事にプラスとマイナスががっちりと組み合わさったカップルです。特に敦は魔性の麗人だよ。あんな「ボク、なんにも知りません」みたいな表情でフワッと笑顔で返されたら、修介じゃなくてもイチコロだっつううの。かといって、修介には少年のような雰囲気とホストのような色気があるんだから、ただの商店街の気のいい酒屋の兄ちゃんにさせておく麻々原先生がニクいわ〜(笑。
このギャップが、BL独特の萌に対する煽りなんだよなあ。まんまとそれに読者は引っかかっちゃうんだ。まあ実際読者もわかってて釣れたフリしたりするんだけどね。かえってそういう風に身を流した方が萌るし(笑。
爽やか青春下町初恋ストーリーって感じかなあ。
ちなみに私は修介のパンダの着グルミ姿に一番萌えました。

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