これずっと読んでみたかったのですが、メデタクも宝島にて発見。お財布に優しいお宝に腐女子もニッコリっす。
頭が沸きやすい春先は、こんな1冊もオツなものです(笑。
見ためはクール美人。しかし中身は無鉄砲で熱い男・瀬名は汚れた現実に失望し、検事を辞めるが、ひょんなことから探偵業に…。早速依頼を受けた人探し中に、なぜかヤクザに拉致される。そこで以前チンピラから救ってくれた美丈夫なヤクザ・信夫と再会し、彼らの目的を知る。さらに強気な瀬名を気に入った信夫に強引に未知なる快楽の高みへ導かれる。巧みな愛撫に戸惑いつつも身体は素直に反応し、自ら絶頂への階段を昇りつめ…。無鉄砲な性格が波乱な恋と災いを巻き起こす!
これ、
ば〜か〜だ〜ね〜(爆笑!ひっさびさに声出して笑ったわ。ここまではっちゃけたBL小説は初体験。いや、あえて避けていたような気も無きにしも非ず。でもね、すごくいいっすね、これ。なんせバカですよ、おばかさん。いえいえ、決してキャラがとか話がとかじゃなくて、展開がですよ。気持ちズバッとラブコメに仕立て上げてくれてるんで、どんな些細な疑問も帳消しですな。元検事だろうが、兄がヤクザだろうが兄の恋人がニューハーフだろうが、そんな細かな設定はどうでもいいんすよ(いや、どうでもよくないけど)。山田ユギ先生のイラストが、これまたマッチしてて余計におもろいわ〜。
余りにも突き抜けた設定なので、はなっから突っ込みはないです(笑。 あくまで娯楽作品として飛ばし続けてくれるので、なんの不安もありません(笑。
恐ろしいほどに無鉄砲な瀬名が、どんどんと自ら事件を芋ズル式に引き寄せるのですが、事件との関わりであれよあれよという間に信夫(これ苗字なのよね)に「天国を見せてやる」と言われ組みしきられるちゃう。でもそのくだりがもう最高。ずっと瀬名の一人称でその行為の実況中継とそれに対する感想や一人突っ込みが入るのよwwww
例えば信夫がフェ○してる最中に
「…〜でやるときは手も同時に用いる場合が多いと思うのだが――なぜに俺はこんなところでフェ○チオ考察を始めねばならんのか―― 〜…」や、信夫のち○ぽを目の当たりにして
「太い、長い、そして黒光り、という三拍子――どんな三拍子だと思わないでもないが――」ね?バカでしょ?(笑。まあいきなり強姦されても、悠然としてる瀬名はどんだけ肝が据わってるんだと思わなくもないが、そこがBLファンタジーの醍醐味であるからして無問題なのだ。
探偵業として追っている人物とやくざである信夫が追っている人物が同一人物であるが故に引き起こるドタバタ活劇なんだけど、終盤の展開にはもっとひっくり返ったわ〜。ここでこうくるとはねえ。モロッコって…
そっちの兄弟愛かよって、瀬名じゃなくてもひっくり返るし、突っ込み入れたくなるっつうのっ!(笑。
内容はないよ〜なんて、オヤジギャグ言いたくなるような1冊。
もう軽〜くぺラッとサクッと読んで、ガハハと大笑いしてくれればそれでOKなのねん。
P199の信夫がとぼけた顔で拍手してる顔もウケタけど、ラストの山田ユギ先生のマンガも、笑えるわ〜。