君とハルジオン / 木下けい子
Mon.24.03.2008 Posted in BLコミック作家 *か行 木下けい子
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君とハルジオン (ミリオンコミックス)君とハルジオン (ミリオンコミックス)
(2004/10/01)
木下 けい子

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そのはるか昔(笑)、子供の頃実家の周囲にはまだ田んぼとか畑とか、それこそドラ○もんに出てくるような空地がたくさんありました。そこにはちゃんと春夏秋冬があり、夏には蝉の合唱が聞こえ、秋には鈴虫が鳴き、冬になれば雪だるまがあって、そして春にはるとタンポポやシロツメクサ、レンゲなどの植物が其処彼処に咲いてました。そこで毎年のように見ていたあの雑草の花がこういう名前だと知ったのは、このコミックを読んだときなんですよね…もうウン十年も前に見ていた花の名前をこういう形で知ることになるのは、なんだか感慨深いです(笑。

なぜだか春になると、こういったホンワカした作品を再読したくなります〜




ハルジオンってヒメジョオンの小さいやつだって知ってます?(知らない人はWikipediaからGo!)


「小さい頃は天使みたいにかわいかったのに」たったひとりの家族だった父親の葬儀の日、ハルの前に青年弁護士・瀬尾が現れる。天涯孤独、そのうえ借金の形に家も失ったハルに瀬尾は同居を申し出た。瀬尾の親切心に素直になれないハルだったが…?





天涯孤独になった夜に、ハルの知人だといって現れた弁護士の瀬尾。幼少時に母をなくして父と二人暮らしをしていたハルは、周囲に迷惑をかけたくない一心で一生懸命に背伸びをして片意地を張り続ける。「孤独」というリアルな現実に、精一杯意地を張ることで目を背けているんだよね。「俺はひとりで大丈夫」と呪文のようにずっと何かあると繰り返すのだなあ。

それがなんだかホント、痛々しくってさ、キューンとしちゃうのよ。涙。

思いもかけず亡くなった父親が借金をしていて、その相続のことや何やらの手続きを懸命に一人でやろうとするんだよね、自分は一人だから、もう頼れる人はこの世にはいないんだからと。そんなハルに救いの手を伸ばしたのが瀬尾。実はこの瀬尾という男は、まだハルの母親が病院に入院しているときにハルにその院で出会っているのだ。

瀬尾はそのときまだ幼いハルが健気に母親を心の底から心配する姿を見て、どん底にあった自分が救われたことがあった。健気に瀬尾に母が手術をすれば治るのかと問い、安易に答えた治るという言葉に心の底から安堵するその天使の笑顔に、不慮のケガを負い燻っていた自分を恥じいったのだ。母が好きだからと言い、小さなその手で空に真っ直ぐに咲くハルジオンを摘み取ろうとする幼きハル。

嗚呼ぁ〜もうこのくだりだけ書いてても、泣けてくるわさ〜泣。

幼いハルから目に見えない多くの勇気をもらった瀬尾は、もしもう一度会うことがこの先あったら、必ずあの子の力になってあげたいとずっと思い続けていたんだよねぇ。

借金騒動や相続問題等々あり、少なからずも互いの信頼関係を結べた二人は瀬尾と一緒に暮らすという選択をする。その信頼がいつしか色んな感情を呼び込むんだけど……

ハルがね、相手を心から信頼するまではずっと頑固に意地を張り続ける。けど、いったん打ち解けあい、相手を信頼した途端に一気に懐に入って懐いてくるんだよね。目に見えて甘えるわけではないんだけど、ものすごく相手を思いやったり、ふとしたことでシュンとしたりと瀬尾に対して一喜一憂するようになる。でもそれは瀬尾も同類。っていうか、瀬尾の方が先に恋心を持ち始めたんだよなあ。でもそれは大人だから、決してそんな感情を表に出そうとはしないんだよね。そんな二人のすれ違いがもう切なくて切なくてさあ〜。

最後の最後まで泣かせてくれるのさ、この話は〜(笑。
ほのぼのとしてるし、ホンワカしてるし、まったくもって木下作品らしいんだけど、キスブルに匹敵するくらい実はキュゥ〜ンとさせてくれる話なのよ〜!
無論、BLファンタジーなのでハッピーエンドなんだけど、何度読んでももっともっとこの先の二人を見たいよ〜っておもっちゃうんだよなあ。


今はもうハルジオンを簡単に見ることができなくなっちゃった環境だけど、もしどこかでこの空にまっすぐに伸びて白い花を揺らす姿を見かけたら、不覚にも泣いちゃうかもなあ〜(笑。

でもさ、ハルジオンって別名「貧乏草」だと知ったときは、ショックで別の意味で泣けた(笑。



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comments

森さん、こんばんわ
このコミックス、ずいぶん昔に読んだのですが
ほぼ忘れかけています( ̄▽ ̄;)

そんなに素晴らしかったのかと
今すぐ掘り起こして読みたい気持ち!
だけは分かっていただきたい。
どこかに、どこかにあるはずなんです(T-T)

ところで、森さん、森ちゃんと呼んでもいいですか?(〃∇〃)
うちにバトンがあるんですが、良かったらいかがですか?
苦手なら、別にいいのですが、時間があるときにでも。じゃ!

テレますね〜

バードさん、こんにちは。

私の勝手な主観で感動しているので、もしかしたらがっかりなさるかもですわ〜(汗。 でもこんなフンワリと空気のようなジンワリ感がたまらなくすきなのですよ(笑。

 >ところで、森さん、森ちゃんと呼んでもいいですか?
この歳でチャンづけはめっちゃハズいですが(笑)、どうぞどうぞ遠慮なさらずドンドン呼んでやってください〜

バトンの方は、後ほど覗きに行かせてもらいますね〜ちゃんと答えられるかしらん???

コメントありがとうございましたvv

森さん こんばんは

キスブルの次にきゅう〜んな作品です。
なのにドナドナしてしまい・・・ま、した・・・。失敗。
お互いの気持ちが寄り添ったとき、こちらまで幸せのおすそ分けをしてもらったような感じになったもんでした。
睦みあう二人の続編、出してほしいですよね♪
そしたらまた一層ドナドナを悔やむこと間違いなしですが。

東京都下に住んでおりますが、ハルジオンもヒメジオンも毎年いっぱい咲いてます。
そろそろ咲く頃です。泣くかもしれません。(笑)

悲しきかな〜

イサヲさん、こんにちは。

木下作品は、なんか心の暖かい部分を呼び起こしてくれるものが多いので、本当に大ファンなのです。てへ。

嗚呼!ど、ドナドナっすね〜。泣。でも、きっと素敵な里親のところへと旅立ったことでしょう(笑。

 >そろそろ咲く頃です。泣くかもしれません。(笑)
うぅっ!恥ずかしがることはないっす!一緒に涙しましょう!!(笑。

コメントありがとうございました^^

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