今日は「オカマの日」だと、よく昔から言ってますが本当なのか?!まあそんな定かでない真意はいいのだけどね(笑。
マミーをお迎えに行く前に、春なので春らしい1冊をご紹介。まあ、あくまで勝手にタイトルが春っぽいと思ってるだけなんですけどね(笑。
純国産のハチミツは、吃驚するほど高額です。でも、採取する花によって全く違う味と香りのするハチミツ。たまに奮発して購入をして、1人で楽しんでいます(笑。
以下ネタバレあり↓
虫全般、特に羽がある生き物が死ぬほど苦手な私には、絶対に出来ない職業です(汗。
都会の喧噪から離れた海沿いの喫茶店「香粉」。マスターの杉崎は、今の爽やかさからは想像もつかない理由でエリートサラリーマンの道を捨てることになった曰くつきの過去を持っている。その杉崎が最近夢中になっているのが、地元の養蜂家・謝花が作る風味絶佳の蜂蜜。彼の蜂蜜を卸してもらいメニューに取り入れたいのだが、何度直談判に赴いても無愛想な謝花の応対はけんもほろろ。交渉がダメなら行動でとばかりに杉崎は謝花の手伝いを始めるのだが、思わぬところから杉崎の「過去」が蒸し返されることになり―。匂い立つような男の色香を放つ謝花と跳ねっ返りの美人マスター杉崎の、蜂蜜より甘いスロウライフ・ラブ。
よくTVなどで養蜂場で蜂がめっちゃ群がっている人の画像があったりしますけど、速攻私はチャンネルを変えてしまうほど苦手です。粟肌がザッと総毛立ちますもん。
ちなみに、この作品で初めて
転地養蜂家という職業を知りました〜
「転地養蜂」とは、全国各地の花のシーズンを追いかけ、ミツバチ達を連れて移動する養蜂スタイルです。1箇所で養蜂をすると、花のシーズン終了とともに採蜜も終わってしまいます。場所を変えることによって、1年を通して多品種のはちみつを採取することができるのです。春になると桜の開花予想が注目されますが、花の時期を予測するのは難しいですよね。養蜂家たちは、自然の小さな変化を捉え、長年のカンで花の季節を予測し、ミツバチ達を育てながら全国を巡ります。(転地養蜂家のはちみつみつばちの郷サイトはこちらから)
へえ〜ですよね。知らんことが多いモンです。で、この作品に出てくる謝花は上記で説明している転地養蜂家なのですね。
さてさて、この受けになる杉崎は、自他共に認める節操のない過去を持っているのだけど、あることをキッカケに人生のリスタートの如く、エリートサラリーマンだった過去を捨てて海沿いにあるカフェのオーナーに転身したのだ。爽やかな美人マスターと美味しいカフェメニューで、次第に評判を得ていく店に過去には味わったことのない充足感を感じるのね。
そんな中、とあるハチミツとの出逢いが杉崎を夢中にさせるのだけど、そのハチミツを作っている養蜂家・謝花が一癖もフタ癖もある、これまたものすっごい色男なんだな。でも、どうしてもそのハチミツが欲しい杉崎は、謝花が仕事を手伝えば考えてやらんこともないという冗談を真に受けて、毎朝店が始まる前に早起きをして養蜂場を手伝うようになるのよ。負けん気からの行動にしろ、肉体労働皆無のような杉崎が懸命にそんなことしちゃったらさ、もとよりタイプの違う色男同士、気持ちの変化が起きないわけないわけよっ(笑。
でさ、実はそんな2人は過去に一晩限りの夜を過ごした相手だったというオチもあるのさ。気がついたのは、謝花の方。それも鎖骨にある三日月型に並ぶ3つのほくろが決めて。その当時の杉崎は、下半身には一切節操のない暮らしをしていたのよね。まあ手っ取り早く言えば、ハードば仕事に対するストレスを発散する方法だったんだよね。だから、全然相手のことを記憶してないんだよ。
それじゃ、謝花はなぜそんな一晩限りの相手をしたか。それは当時、事故で愛する妻と子供を一度に亡くしたという悲惨な出来事から逃げたい一身で荒れてた時期だったんだよね……うん。そんな謝花が立ち直れたのは、この養蜂という仕事に巡りあえたことだったんだけどさ。
そんな2人が互いに恋愛対象として意識し始めたころ、杉崎が会社を辞めるキッカケになった相手が突然として店に現れる。やっと過去との決別をしたと思っていたのに、またその過去のせいで色々とトラブルに見舞われることになってしまうんだけど……。
事件が起これば起こるほど、2人の絆がより深まっていく様子がなんとも言えずにいいのですよねえ。まあ謝花が年上だからっていうこともあるけど、ずっと杉崎が敬語なの。なんだかそれがかえってエロくてものすごっく可愛いいんだよなあ(笑。
謝花の言葉攻めも、すごいです(笑。
クリスチャンではないが、母の形見としていつもつけているのがクロスのネックレスなんですが、それに付随して一番ギョッとしたのが
「たっぷり見せてやれよ。アンタの乱れる姿は、キリスト *自主規制だって射精する」……ええぇっ〜!?……ねえ、どうなのこの表現?(笑。
書き下ろしには、「王様の帰還」として、転地養蜂で数ヶ月留守にしていた謝花が帰ってきてからのお話。すでに恋人同士の2人ですが、ヤキモチ合戦の応酬に読んでるこっちはアッチッチです(笑。
よく出来てる1冊です。この養蜂家という職業が、ものすごく謝花というキャラにマッチし、また杉崎のどことなくお人よしな性格と負けん気の強さが相俟って、これ本当に面白い!
杉崎の過去に絡んだ事件も何気にムカつかせてくれるし、杉崎のよき理解者であり、また店のコックでもある後輩の南谷もいい味だしてるの。
読了後、スカッとしつつも、ハチミツだけに甘くてニヤけちゃう1冊。今現在の中原テイストとは一味もフタ味も違うまったりと蕩けるBL。機会があれば、ぜひご賞味を。

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