相変わらず復調しない身体を持て余し気味ですが、順調に積本山は崩しつつあります。が、ショックなことに昨夜の純ロマを見逃しました…し、しかも……
最終回だったそうじゃあーりませんかっ!!うーん。悔やんでも悔やみきれんぞなっっ!!ちっくしょー!!!号泣。この鬱憤は、コミックの再読で誤魔化すしかないなあ。あーあ、じょんぼり。
じょんぼりしていても、ちゃんと読むもんは読んでます(笑。 大好きな紺野けい子先生のイラストも見目麗しい作品です。
前作は憂鬱だったようですが、紆余曲折をへてやっと幸福の在処を見つけたようですね。
↑前作はこちら
17歳にしてひとりで生きていくことになった松谷幸は、ダーツバーで働いていたときに知り合った伊原克峻という男に拾われて一緒に暮らすようになった。伊原は調査事務所を開いていて、その事務所や幸と暮らす部屋があるビルのオーナーでもあった。幸は伊原の幼馴染である嶋村兄弟の弟・樹里が働くビルの2階にある飲食店を手伝っているのだが、新しく店に来るようになった尾木という男にやたら馴れ馴れしくされる。当然伊原はそれを面白くなく思って…シリーズ第2弾。
相変わらず幸ちゃんは飄々としてるくせに人懐っこくそばによる猫ちゃんのような子です。怪しい雑居ビルに集まるこれまた変わった面々たちを交えての話は、肩に力を入れることもなく「幸姫と愉快な仲間たち」といったカンジで脱力感満載で楽しめます(笑。
名前とはまったく反比例のような家庭環境の幸ちゃん。でもそんな過去や現状を受け止めて、なんとか生きていこうという前向きで素敵な姿勢にはエールを送りたくなります。が、伊原との出逢いのときには、あれよあれよという間に彼の手中に落ちてしまう経験値の低さは、年齢を考えたらしょうがないよなあという気持ちに。まあ猫はちゃんと人を見て懐きますから、その点では幸ちゃんはちゃんと無意識に選んでたんでしょうね(笑。
無駄に男前が揃っているまるでBL御殿のような伊原がオーナーをしている雑居ビル。酸いも甘いもごちゃ混ぜで胡散臭いような天然なような人間が集まっているその場所で繰り広げられる日常は、本当に面白い。色んな想像をかきたててくれるには十分すぎるほどクセのある男たちてんこ盛りです。みんながみんな幸ちゃんファンなので、所謂「総受け」のような状態でもありますが、誰に媚びるわけでもなく、只管飼い主(笑)である伊原の愛情だけを受け入れて愛情を注ぐその姿はまさにお利口さんな美しい猫のようです。
前作では幸ちゃんの過去やらストーカーのような男にテンヤワンヤでしたが、今作は表向き幸ちゃんガラミでその実、伊原の出生関係のゴタゴタが絡みます。伊原のバックヤードは脱いだら凄いんです状態なので、これからも大きな事件がおこる予感が満載です。今まで自分の本当の居場所がなかった幸ちゃんが、伊原や嶋村兄弟に出逢い、伊原との恋愛を通して愛し愛される幸せを知った前作ですが、幸せに慣れていないがために自分がこの雑居ビルや伊原の隣にいられる「理由」を懸命に模索しようとします。愛されているから、愛しているから、ここに居るんだという理由がわからない幸ちゃんですが、色々な事件や精神的成長を受けてそれなりに答えを見つけ始めます。
紺野けい子先生のイラストが壮絶に色っぽい伊原と幸です(笑。 出会ったてから少しずつ大人になっていく幸ちゃんはこれからどんどん素敵になるんだろうなあ。こりゃ伊原は大変だ!
すっごくデカイ事件とか大波ざっぶんが来るわけでもない話ですが、可愛い可愛い子猫だった幸ちゃんが思いがけずに優しかった(失礼!)伊原に拾われ、大事に大事に育てられていく話は、ちょっとしたシンデレラストーリーなので読んでて不快になることはないです(笑。 純粋に単純にBLファンタジーを楽しめますので、ちょっとしたツンデレな美しい子猫・幸ちゃんとイラストをリンクしつつお楽しみくだされ。

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