なんとか某サイト様でやっているTB企画に間に合わせようと頑張ってたけど、あまりにもチェックやら整理やらする自分の本が多すぎて、本日の締め切りにはもはや無理だと断念。あーあ。超ー頑張ってたんだけどなあ。まあそんなんしながら昔の本読みふけったり、届いた新刊読んだりと脱線ばっかだったので自業自得だな。苦笑。
この藤井沢商店街シリーズも、とうとうこれで完結!ラストを飾ってくれたのは、理髪師と美容師の幼馴染という仕事も間柄もとっても美味しそうなフルコースとなってます。
ラストに相応しく、
面白かった〜!圭治カッコイイ〜!!
都心での修業を終え、しぶしぶ実家を継ぐため帰郷した美容師の晴輝(はるき)。そこで再会したのは、ずっと疎遠だった幼なじみで親友の圭治(けいじ)。海洋学を学ぶため街を出た圭治は、家業を継いでなぜか理髪師になっていた!! 「お前はこの街にいればいい」幼い頃のまま世話を焼いてくる圭治だけど、晴輝はその真意が掴めずに!? 近すぎて、その視線の熱さに気づけずにいた…藤井沢商店街シリーズ完結!!
この藤井沢商店街シリーズは本当に好きだったなあ。頼れる人のいい兄貴がいるカーディーラーに始まって、街中の歯医者さんには素敵な先生がいて、腕のいい男前な板金屋のあんちゃんがいて、駅前のカフェで美味しい珈琲と素敵なギャルソンを堪能し、老舗の不動産屋で良物件を紹介してもらい、理髪店でヘアーマッサージ。と、まさに私もこんなことを想像してたら、榎田先生、あとがきに同じようなこと書いてました(笑。
小説だからやっぱり何かしら日常とはちょっと違うことを拾って書かなければいけないんでしょうが、この藤井沢シリーズはその逆を走ってくれていてナンだか読むとホッとしたもんです。まあそりゃそれなりに日常の中のとんでもないことをチョイスして並べるのが小説なんで、金髪王子が出てきたり、ホモばっかだったり、おもいっきりSだったりとアレなんですけど、それでもそのとんでもないことが普通の商店街で起こってるってトコがいいんですよね。なんか妄想できるでしょ?自分が歩いている近所の商店街で、ここの歯医者の先生ってもしかして…とかさ(笑。 そんなことが割りと簡単に楽しめてしまうアットホームなカンジのシリーズには、本当に和ませてもらいつつ萌させていただきました。
今回の舞台となる理髪店。いいとこついてます(笑。 美容院が舞台になってたのは「Lins(烏城あきら:著)」がありますね。まあ実際行くのは美容院の方ですが、シャンプーされてるときほど無防備なことないよなあといつも思っている私にとっては、シャンプーチェアでのエロは異常に萌た(笑。 それになんといっても二宮先生の描く圭治がモロにツボったっ!!超〜カッコイイよ〜!!!
無口で無愛想なクールガイで通っている圭治と陽気で明るく人気者な晴輝。まったく真逆な二人だけど、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきてたというおきまりシチュに期待も高まります(笑。実直で真面目な圭治なんだけど、その実とっても不器用な性格。ただ余りにも不器用すぎて口下手で表情が作れないことが幸いしていることが、長年の晴輝への想いが隠せているんですね。晴輝は見たとおりの性格なもんで、そんなことに気がつくわけもなく年月が流れて…というカンジでございます。
東京で働いていた晴輝が、母親との約束でこの藤井沢商店街へ戻ってきたことからこのお話は始まります。数年ぶりに再会する二人。あまり身体的・精神的にも成長がなかった晴輝ですが、圭治は誰の目から見てももの大人の色気のあるいい男に成長。この晴輝、とにかく色々な勘違いをしながらアタフタと圭治と急接近していくんですが、もう何とも言えない初々しさっていうか、少年ぽさが笑いを誘ってくれます。決してウブな訳じゃないのに、なぜか圭治の前ではリラックスしすぎて子供っぽい態度しか取れないんですよ。どう見たって圭治を意識してるのに、全然そんなことに気がついてないんです。ああ!なんとモドカシイことよ〜。そんでもって、圭治も鈍感の口下手の不器用男だからそりゃもうこの恋の進展なんて絶望的なんだけど、そこはちゃんとBLの神様が見ているぞってとこで……腐腐。
書き下ろしで圭治視点の話が入ってますが、もうこれ読んだらどんだけ圭治って子は可愛いんだ〜!!と身悶えそうになること間違いないです(笑。 もう圭治が晴輝のことが好きで好きで好きで、どうしようもないのに、なんでだよー!!となりながらの怒涛の急展開は本当に面白かったっ!
どれもこれも大好きな藤井沢商店街シリーズ。その中でも始めて受けも攻めもこの商店街で育った幼馴染っていうパターンはこれだけです。だから余計になんだかどっぷりとこの商店街の世界に入り込めた感じですね。ラストには今までこのシリーズに登場した面々が出てきて、なんだか得した気分ですが本当にこれが最後なんだなあと改めて実感です。寂しいなあ。
もちろん各本それぞれでも楽しめますが、ぜひとも前作通して読んだほうが絶対に楽しめます!