夏にお目見えしたのに、秋にまた会えるとはファンにとっては何とも嬉しい話です。
今回も奈良テンテーの麗しい氷川先生と清和くんに、そらもうウットリなんですが、今回はなんとなんとあの堅物・リキを巡っての事件です!
まさに清和君の右腕・リキくんの登場なわけですが、やっぱり氷川先生、普通じゃない姐さんはまたしても期待どおりにやってくれました(笑。
--眞鍋組の男は組長に従って男と結婚するべきだ!?
明和(めいわ)病院に勤める美貌(びぼう)の内科医・氷川諒一(ひかわりょういち)の恋人は、幼い頃 から知っている寡黙(かもく)で愛(いと)しい一面と、暴力団眞鍋組組長の顔を持つ橘高清和(きった かせいわ)だ。藤堂(とうどう)組との抗争が一段落ついた眞鍋組の一行は、ホストクラブ『ジュリアス』を訪 ねる。そこで男姐(おとこあね)がいる眞鍋組組員の知られざる苦悩が明らかになる。 一方で、清和の右腕・リキの過去を知る男が現れた!?
前作では、宿敵・藤堂との決着がつき、これからどんな展開に転んでいくのかとても楽しみだったのだが、今回はちょっとひと段落といったところで雰囲気が少しいつもと違うストーリー展開になっているのだ。
いつもならばやはりヤクザ同士の抗争がメインとなるので、多少なりとも緊張感が漂うのだが今回は真鍋の虎・リキの色恋に焦点があるので、そういったものは全然ない(笑。あるのはいつもの氷川先生の清和くんに対する異常なまでの嫉妬心のみ。ははは。
前作でなんと姐さん自ら藤堂組へと殴りこみに期せずして行ってしまったために、今作の冒頭から氷川先生は可愛い真鍋組の面々から過剰なまでの警護がつくことを嘆いている。兎に角、この作品において、やることなすことみんな過剰気味なので(笑)もはやこういった状態も「まあそうだろうそうだろう」なあんて思ってしまう辺り、かなり脳が樹生マジックにやられているらしい(笑。 でももしこれが自分の立場だったら、氷川先生以上にブチ切れそうだけどね。むふ。
タイトルとおり清和くんの右腕・リキの恋バナが中心なのだけど、そこに実は上手い具合に真鍋組の過去や、リキの生い立ち、二代目リキの誕生に到るまでが書かれているのだ。それが存外に遣る瀬無い過去なのだが、リキがどんな思いを抱いて清和くんの防護壁になっているのかが痛いほどわかり、また清和くんのリキに対する絶対的な思いが露見し、その熱き男たちの繋がりに胸が痛くなる。
そんな中、やっぱり氷川先生は氷川先生だった(笑。 一途で情に厚くて、懸命に清和くんを守ろうとしたり、真鍋組の面々を大切にしようとする。今回は、リキに対する恋路のために奔走するのだけど、あんなに真鍋組組員たちを心配させ、もう二度としないといった舌の根も乾かぬうちにまた暴走するんだよなあ(笑。 でもそれは氷川先生にしてみたら、ちゃんと筋がとおっていて計算されていることなんだけど、結果的には清和くんを激怒させ、組員を心配させることになるのだな。なんて不憫なんだ(笑。
今回はいつも以上に清和くんとの絡みが多かった!最近の樹生作品にしては頑張ったというか珍しい限りだ。氷川先生の持つ多分一般的な価値観とヤクザという特殊な中で培われた組員たちの価値観は途方もなく離れていて、これが上手い具合に重なるなんてことがないわけで、結局は氷川先生の行動は組員たちの非難を浴びることになるんだよね。これって双方の言い分がそれなりに理にかなってるだけに、結構難しい問題だ(笑。
冒頭、過剰な護衛に四苦八苦していた氷川先生だけど、ラストはそれにもっと輪をかけた護衛をつけると断言されて終わってたよ(笑。 いったい次回作ではどんだけの護衛になるのかが愉しみだ!
今回は結構早くに新作が読めたのでめっちゃ嬉しい。
にしても、氷川先生と清和くんの関係で子分までホモっちゅうか同性愛を押し付ける展開ってちょっとなあ。なんかマジョリティを莫迦にしてるようなそんな気分にさせられて、その言動が多いと少し不快に感じたよ。私だけかなあ、そう感じたのって。むむむ。
閑話休題。
さてさて、次回作はどんな展開が清和くんと氷川先生に待っているのか激期待ですな。腐腐。
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