リアルライフゲーム / 夜光花
11 11, 2008 | Posted in BL小説作家 *や行 夜光花 | Thema 本・雑誌 » ボーイズラブ
0 Comments![]() | リアルライフゲーム (リンクスロマンス) (2008/09) 夜光 花 商品詳細を見る |
今更感満載ですかね。
あーでもやっと読めた。久々の二段組にワクワクとしながら読ませてもらいました。
こう「ゲーム」と名がつくと、なぜかライアーゲームを思い出してしまう私。あれは面白かった(笑。
今回はなんでもありーのプレイ続出で、他人の目を気にしつつ楽しめました(笑。
華麗な美貌の道田佳宏は、8年ぶりに幼馴染の平良と再会する。学生時代には友人の透矢、翔太を含めた4人でよく遊んでいた。久しぶりにみんなで集まってゲームをしようとの平良の提案で4人は集まるが、佳宏は用意されたものを見て愕然とする。そのゲームはマスの指示をリアルに行う、人生ゲームだったのだ。シールで隠されているマスにはとんでもない指令が書かれていることを知り…。
もしかしなくても4Pでした(笑。
3Pだと受けに対して攻め2人のパターンがほとんどなので、まさか…と変な期待を持ったものの、そんなわけないカプ同士の4Pです(笑。 どんだけすスキモンなんだ、私。苦笑。
基本的に夜光花本は筋道を立てるのが上手ですので、なんなくリアルなゲームをしなけれなならない状態まで持っていってくれましたね。金持ちならではの突拍子も無い設定はお約束。まあそれがなければ何も始まらないといったところでしょうか。学生時代を共に過ごした面々がそれぞれの思惑を胸に、このリアルな人生ゲームに挑むのです。
この人生ゲームに見事に嵌っていく主人公ともいうべき道田。この道田が人間の弱い部分を隠したりなけなしのプライドを固持するためにズルズルと平良の言うがままにゲームを進めていく。どうして、なぜという疑問は浮かぶけれど、なぜかやめることの出来ない自分。そんなゲームと葛藤の合間に、会わなかった月日を埋めるかのように今まで知ることのなかった友人たちの裏の顔を知ることになる。何が正しくて何が偽りなのか曖昧になっていく境界線に次第に馴れていく道田。在り得ない指示のゲームに最初こそ抵抗するものの、徐々に抜け出せないループに堕ちていく。
このゲームが始まるまでの導入が長かった(笑。 少しイラっとしたけれど、この導入部分の道田の背景がなければただのエロ好きな男たちのゲーム話に成り下がるんだろうなあとも思うのです。道田の抱えるコンプレックスや平良の道田に対する思惑、翔太の未熟な精神構造からなる表裏一体な愛情、透矢の生活や愛情の浮世離れした価値観。そういったものが本当に見事にグルグルと絡み合って人生ゲームを通して露見していくその様は本当に面白かった。頑なだった道田が少しずつ平良に懐柔されていく様子は、まさに「志村!後ろ!後ろ!!」といいたくなるくらいに見事に策に嵌っていくわけですが、それもマヌケに見えずちゃんと道田なりの論理というか考えで道田がその決定権を握っているわけですよ。なので、読んでいてもその騙されっぷりが非常に面白いのです。
中盤以降から翔太の壊れっぷりというか、殻の破りっぷりが天晴れでしたね(笑。 まさか翔太が!!という展開の4Pでしたが、そういう意外性の男としても翔太というキャラが一番小悪魔というか性悪なんだろうという予測がまた面白かったです。恐い男だ、翔太!!
正直3Pとか乱交とか得意(←得意だ!というのも問題アリなような気もしますが)ではないので、ムムムと少しかまえて読み始めましたけど、確かにムムムでしたねー(笑。 もうこれは異次元というか、私たちとは次元の違う世界のお話ね〜アハハハ〜といった感じの超〜ハイソな方たちの世界を覗かせてもらっちゃったぜ!といったところですねー。
だけど憎いところが、最後は平良の純情がこのトンチキワールドを制したということろがミソなんですよねー。お金も時間も身体も賭けて、ようはすべて道田が欲しかったからという落としどこは素晴らしいというかなんちゅうか見事です(笑。
やっぱり金持ちのやることは桁外れだぜ!という読了後ポロっとクチをつく1冊です(笑。












