坊っちゃまと主治医2 / 真生るいす
07 02, 2009 | Posted in BLコミック作家 *ま行 真生るいす | Thema アニメ・コミック » ボーイズラブ
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1巻目をレビュしてないのに2巻目をうp。
挿絵ではお馴染みの真生るいす先生のコミックスです。
いやまさか、この愛らしい坊っちゃまにまたお目にかかれるとは思ってませんでした(だって雑誌を買っていないから知らないもん〜)。ということで、この真生るいす先生の独特なタッチで描いてくれる坊っちゃまの淡くて可愛らしいキュートなラブロマンスです。
このなんとなくノスタルジー漂う世界は、真生先生のタッチとピッタリだと思うんですよねー。ちょっと懐かしいような夢物語のような、そんな夢現な世界。大好きです。
大切に大切に育てられた美しい坊っちゃまは、主治医が大好き。そりゃもう愛しちゃってますよ。でも大切に大切にされすぎちゃって些かおへそを曲げてます(笑。
そんなほんわかとのどかな空気が漂うB(坊っちゃま)L(LOVE)なのです。うふふ。
19世紀末、英国北西部の片田舎―執事や乳母、メイド達に大切に育てられた美しい坊ちゃま。地元の若き名士で主治医のアダムとは恋人同士。けれど大切にされすぎてキスから先はお預け!? 身分違いのヴィクトリアン・ロマンス第2弾
この永遠たる主従関係!執事と主、しかも主は年下のお坊ちゃまだとなおのこと一層美味しく味わえてしまうのですな。うふふ。うふふ。
この真生先生の描く古き良き時代は、本当に温かみがあってユーモラスたっぷり。舞台は19世紀後半の英国北西部の片田舎…という素敵設定を存分に生かした雰囲気たっぷりなシリーズ。
1巻目では、お坊ちゃまが主治医である若き地元の名士・アダムに、幼い頃から抱き続けていた恋心を、どうにかこうにか伝えて成就させようとあれやこれやの大騒動を繰り広げ、やっとこさ両想い(笑)になったのよね。今作ではメデタク恋人同士(笑)になった二人が遭遇する些細なことから大事な事件までテンコ盛りで収録されてて本当に面白かった!お坊ちゃまとアダムとの年齢差はそりゃもう楽に一回りはあるという歳の差カプ。そんなお子ちゃまと自覚しているお坊ちゃまは、大好きなアダムをあの手この手を懸命に使いかまって欲しくてもう大変。って、そんな悪足掻きをしているのはお坊ちゃまだけかと思いきや…実はアダムの方がベタ惚れなんですねー。いやいや悪い男ですよ、アダム先生(笑。そんな黒アダムに純真無垢で天真爛漫なお坊ちゃまが気がつくはずもなく、まあ恙無くラブラブ(笑)に落ち着くんだけど。それにしても、隠されたアダムの余裕のなさがまた何とも言えずに萌るんですよね。大人だからこその臆病さや弱さを自覚してる。それが垣間見えるときにクラっときますよ(笑。普段クールな分、そのギャップ萌はたまらんですたい!
他に坊ちゃまとアダムが、坊っちゃまの父上の代理で一緒に旅をする話があるけれど、この話がまたすごくいいのです。ちょっとクリスティの「オリエンタル急行殺人事件」を彷彿させるような雰囲気たっぷりな事件が旅中の列車内で遭遇します。ここでは坊ちゃまとアダムはクリスティで言えばポアロとヘイスティングスです(笑。いやいや、かなり言いすぎですけど、まあそんな感じ。そこで起こった殺人事件は、ちょっと悲しくて切ない展開です。真生先生独特の淡々とした展開にユーモラスな坊ちゃまとアダムの掛け合いを絡めながら、遣る瀬無く募った恋心の結末が展開されます。この話はちょっと意外…というか、かなりグッときましたね。そしてラストに坊ちゃまが感じる寂寥的な人と人との出逢いは、ときに悲しみを伴うけれどもそれだけではないからこそ受け入れられるものなんだと、胸にジーンときましたね。それを初めて体感した坊ちゃまは、少しだけ大人になったんだろうなあ。
真生るいす先生独特なタッチは、こういったちょっとセピア色にぼやけていそうな設定が本当によく似合ってると思う。ちょっと懐かしくてちょっと遠くて。そんな世界観がたっぷりと注ぎ込まれているこのシリーズは、読んでいて心がホンワカと、ときに坊ちゃまと一緒にキャーキャー言いながら愉しく読めちゃいます。まだまだお子ちゃまな坊ちゃまですが、それでもアダムに恋しながら、執事やナニー(乳母)やメイドに愛されながら、もちろんアダムにも愛されながら、少しずつ大人に立派な英国紳士になるべく成長していく姿は、本当に微笑ましくキュート!のひと言に尽きるよ。もうこの愛すべき坊ちゃまと愉快な仲間たち(笑)の世界は、読みながら思わず頬が緩んでしまう、そんなシリーズですよ。
…あ。もちろん一応BLなので(笑)、ちびっとはアダムと坊ちゃまの甘いひとときもありますよ〜
……でも笑っちゃうけど(笑。












