借りているノベルものは、自分のものでないので手元に残らないという配慮からすぐにブログに書き込んだりしているのですが、如何せん、コミックは自分でせっせと購入しているもんだから書き込みも自然と後手後手となっております。
気がつけばかなりの数がまだ手付かずです。汗。
これもイツ頃読んだのか、記憶が定かではあったりなかったり〜
真木匡一が雨の日に拾った少年は、すべての記憶を失くしていた。匡一は成り行きからその少年を「シロ」と名づけ、一緒に暮らし始める。シロと過ごす穏やかな日々の中で、孤独に荒んだ匡一は少しずつ人間らしい優しさを取り戻していくが、その幸せな日々が壊される瞬間が近づいていた…。先が読めないストーリー、思いがけない結末…衝撃の表題作他、5編を収録した待望の作品集!!嬉しい描き下ろし付き!! ひとつ思い出したのは、描き下ろし付きだ!と思って読んだら、あとがきがそれだったとわかってガビーンとしたことだった。ははは。
以下ネタばれあり↓
コミックの良いところは、またすぐに読み返して思い返せるところ!!
多分にもれなく私も速攻ぺラッちしました。そうだった。そうそうそうだったと走馬灯のように脳裏に蘇る
この本が私の国枝デビューとなったのですが、色んな意味で衝撃的でした。
表題作の他に短編が5本収録されています。
まあ一番強烈だったのは、やはり表題の「いつか雨が降るように」ですねー。
雨中に記憶喪失の少年を拾うところから物語は始まります。
2人が出会ったすべてが必然であって偶然ではなかった。
先の見えない未来というものは色んなことが想像できるし、楽しいことや明るいことも待ち構えているのでしょうが、その紙一重には怖くて残酷なことも存在しているということです。
堅気ではない男と記憶喪失の少年。
交わるはずのない二人が交わった本当の理由。
少年の記憶が戻るとき、一体どのような最後を向かえるのでしょうか。
記憶が戻らないことがシアワセなのかもしれない。
人がシアワセだと思えることの価値観や世界観は人それぞれであって、他人が押し付けるものではないですよね。
過去は消せない。
……兎に角、切なくて苦しくて遣る瀬無い作品でした。
個人的には他収録の「水鏡」ですねー。
これは大学生×大学生の友達のお話です。
色気のある深水昇にぞっこんな早瀬。ある日深水からかりた本に挟んであった写真を見つけて彼が一卵性の双子だったことを知ります。
まったく異なった性格だという深水兄弟。会ってみたいという早瀬の前に弟の深水流が現れ、早瀬を誘惑し始める。
というようなお話なのですが、実のところ弟は……で昇の……だったというオチだったのですが、なんとなく先が読めちゃう設定ではありましたが、それでも一番よかったかな?
多分このお話だけがちゃんとしたハッピーエンドだったからだと思うのですが。苦笑。
あとがきにも書かれてありましたが、めずらしくダークな一冊にまとまったそうです。
…そうなんだ。どうりで重苦しくなったわけだよと、再読して思い出すおばかな私。
それでもストーリーがとてもしっかりと骨太で、そこらへんのコミックには絶対にない濃厚な一冊です。ずっしりと響くものがあって、こういうのがあるとBLなめんなよ!という気持ちになったりしちゃいます。
甘ったるいものに飽きた人には、ぜひご一読してみてください。
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