ひとりごとの恋
Fri.28.12.2007 Posted in BL小説作家 *あ行 榎田尤利
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我が家第二の本棚、ブックオフで見つけました。
読むノベルすべてT女史に借りていて、よかったものだけ購入していたのですが、初めて自分で決めて買ってみました。
……とか言っても、ブックオフですが。苦笑。


ひとりごとの恋ひとりごとの恋
(2002/09)
榎田 尤利

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「知られたくないんだろ?長い長い片思い」切れ者と評判の菱田友也が思いがけず片恋の相手・牧野卓巳と同居をすることになった日、幸せとともに禍もやってきた。牧野の弟・悦巳だ。兄貴への想いをばらされたくなければ、オレもここに住ませろ、そんな脅しに渋々始まった奇妙な共同生活だが、強引に迫るかと思えば、思いがけない優しさをみせる悦巳に菱田の心は乱されっぱなし。いつしか悦巳の熱い視線に菱田の心は惹かれていて―。

価格350円で購入したのですが、めっちゃ状態は良好です。満足満足^^

欲目でオークションプライス見たら、とんでもない価格がついていて更に喜んだ。苦笑。
だからって、絶対に手放しませんが。

以下ネタばれあり↓




榎田先生の作品は久しぶりです。
読みやすい文脈の流れは、BLファンタジーを自然に自分の中に受け入れてしまいます。

うん。読みやすかったです。ライト感覚です。だからといって文章が手抜きされているとかではなくて、本当にうまい具合にテンポよく進ませています。

同期の中で一番の出世頭・菱田が入社当時から好きだった同僚の牧野。
菱田は「クール系の眼鏡美人」さんというだけでかなりのツボですが、それに加えて見た目のクールさと反比例した純真無垢なハートの持ち主です。

冒頭、この牧田の結婚式から始まります。
そしてページをめくると離婚しちゃいます(笑。
なんともあわれな牧田さんでございますが、こんな展開になんとなくこの菱田の想い人である牧田のポジションが見えたような気がしますよね。

離婚して住む場所を探す牧田に同居を申し出る菱田さんのあまりに用意周到な行動に、自然と笑みがこぼれますが、それもこれもこの鈍感なニブちん男・牧田のためなのですから、泣けてくるってもんです。

が、しかし、この牧田との夢にまでみた同居に余計なものがくっついてきます。
それが牧田の弟・悦巳です。

菱田の好きな牧田とは正反対な見た目・性格の弟悦巳に、翻弄されるわけですが、その中で少しずつ恋愛べたな菱田の心情が成長していくのですね。

愛することしかしらなかった菱田が、愛されるという喜びを覚えていくのです。


セリフも軽いタッチですし、小難しい描写があるわけでもないので、本当に読みやすいです。

でもそれでいて、ちゃんと片思いという内に秘めた想いしか知らなかった男が、その殻を破り自分で決めこんでいたキャパから足を踏み出す勇気を見出していく。

そういうきちんとした筋があるので、さらっと読むよりもゆっくりと味わって読んだ方が、よりこの本の内容が染み込んでいくと思いますね。

鳥人ヒロミ先生のイラストも、とってもいい〜!!


相思相愛になるハッピーエンドは、本当に気持ちいいですね。




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